特別講演「宇宙データで拓くビジネスフロンティア」【2025/1/20(月) 14:00 オンライン開催】

イベント

開催概要

【開催要旨】

 現在、AIなどの導入、流通・サービスの機械化・ロボット化、産業のデジタルトランスフォーメーションなどの技術革新やカーボンニュートラルへの対応などが進みつつあり、我が国の技術及び経済社会は大きな変革期を迎えております。
 今回は、世界的にも注目されている宇宙時代のデジタルビジネスをテーマとして、特別講演を開催します。講演テーマは、「宇宙データが拓くビジネスフロンティア」です。講師は、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の神武直彦 教授です。

 新たなビジネスフロンティアのひとつである宇宙ビジネス。その成長のカギを握るのが、宇宙データです。本セミナーでは、宇宙システム分野をリードするキーパーソンである慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の神武直彦教授を講師に招き、宇宙ビジネスの最新動向と技術トレンドについて解説頂きます。ロケットによる人工衛星の打ち上げからその活用、宇宙ゴミ除去まで、宇宙空間で展開する新ビジネスの可能性を探求します。

【開催概要】

・講演日時:2025年1月20日 (月) 14:00~16:00
・開催形式:オンライン開催 (ライブ配信)
・主催:一般財団法人 機械システム振興協会
・参加費:無料
・定員:オンライン200名

参加のお申し込み方法

ご参加をご希望の方は、こちらからお申し込みください。

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<お申し込み締め切り:2025年1月17日(金)正午>

【個人情報の取扱いについて】
 登録いただいた情報は、本イベントの開催、終了後のアンケート実施、(同意いただいた場合)当協会からのイベント等のお知らせ以外の目的では使用いたしません。
 なお、本イベントの開催に当たり、講師に参加者情報(会社名・団体名、部署名、役職、氏名)を提供いたします。また、運営業務委託先(有限会社ビジョンブリッジ)に登録情報が共有されますので、あらかじめご了承ください。

プログラム

[1] 開会
[2] 特別講演 慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科 神武直彦 教授(90分)
[3] Q&A (Zoomチャット欄から質問を受けます)(20分)
[4] 閉会

講演内容

 世界の宇宙産業の市場規模は、約54兆円(2022年)に上ります。その4分の1は官公需ですが、残りの4分の3に当たる大きな割合を占めるのは、通信、放送やGPS位置情報関連サービスなどの民需です。この中で、日本の宇宙産業の市場規模は、約4兆円(2020年)となっており、今後の成長が期待されています。(※市場規模の出典:産業構造審議会 経済産業省資料 2024年3月)

 こうした宇宙産業における技術、とりわけ宇宙データのビジネス活用は、急速な進化を続けています。例えば、日本でも、宇宙関連スタートアップ企業による衛星の打ち上げや、それによる宇宙データを使った様々な新しいビジネスが生まれています。また、宇宙空間におけるビジネスを開拓する動きも、グローバルで様々な取り組みが行われています。そのひとつとして、宇宙ゴミ(デブリ)の除去をサービス提供する世界的なユニコーン企業が日本から生まれています。
 また、宇宙空間を利用した衛星データでは、漁業情報、農作物の先物取引、畜産業における放牧の家畜管理など、ビジネス分野での活用が拡大しています。
 さらに昨今では、こうした衛星データと生成AIの組み合わせにより、リアルタイムでの様々なビジネス関連情報のより精緻な解析技術の利用が進んでいます。

 本セミナーでは、宇宙システム、社会技術システムのデザイン分野の専門家である慶應義塾大学大学院 システム・デザインマネジメント研究科の神武直彦教授を講師に招き、宇宙時代のデジタルビジネスの最新動向と技術トレンドについて解説します。
 講演の後には、参加者からのご質問にお答えする質疑の時間(Q&Aセッション)を設けます。

 参加無料ですので、是非、この機会にご参加ください。

講師プロフィール

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 神武直彦 教授

<専門分野>
街づくりから宇宙システムまでを対象とした自然科学と社会科学を融合させたシステムズエンジニアリングに基づく社会技術システムのデザイン。スマートフォンや人工衛星といったIoTなどのテクノロジーデータと社会調査や対話といった人を介したソーシャルデータを組み合わせることで、現状や未来の可能性や課題を明らかにしてデザインする方法論を創出。イノベーション、医療、宇宙システム、教育、コミュニティ、スポーツ、都市計画、防災情報、ユーザエクスペリエンス、IoT、DXなどが対象。

<経歴>
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、宇宙開発事業団入社。H-IIAロケットの研究開発と打上げに従事。欧州宇宙機関(ESA)研究員を経て、宇宙航空研究開発機構 主任開発員。国際宇宙ステーションや人工衛星に搭載するソフトウェアの独立検証・有効性確認の統括および宇宙機搭載ソフトウェアに関するアメリカ航空宇宙局(NASA)、ESAとの国際連携に従事。2009年より慶應義塾大学へ。システムズエンジニアリングやデザイン思考に関する教育とそれらを用いた社会課題解決に関する研究に従事。宇宙政策やロケット開発などに関する政府各種委員。宇宙戦略基金プログラムオフィサー(PO)。大学発宇宙ベンチャーなどの12社で構成する宇宙サービスイノベーションラボ事業協同組合代表理事。日本航空宇宙学会宇宙ビジネス共創委員会委員長。名古屋大学客員教授。慶應義塾横浜初等部長(校長)なども歴任。博士(政策・メディア)。

お問い合わせ先

(一財)機械システム振興協会 事務局
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