「縫製工程のCADデータ活用によるデジタル化推進に関する戦略策定」【成果発表会:2024/6/18(火) 15:00 会場/オンラインのハイブリッド開催】

イベント

 2024年6月18日(火)15:00より会場とオンラインのハイブリッド形式にて、令和5年度 イノベーション戦略策定事業において(一社)日本縫製機械工業会に委託して実施した「縫製工程のCADデータ活用によるデジタル化推進に関する戦略策定」成果発表会を開催いたします。

 本成果発表会では、本活動で策定した「共通フォーマット」、縫製工程の自動化に向けたアパレルCADデータの活用に関する今後の展開について解説します。

 本成果発表会は参加無料となっておりますので、この機会に、是非、ご参加ください。

開催趣旨

 現在、我が国のアパレル製品のほとんどは海外生産に依存しています。国内の縫製工場では、高い付加価値を持つ衣料品の製造が行われていますが、その生産方法は縫製仕様書と熟練オペレーターの技術に大きく依存しています。国内では、特に付加価値の高い衣料品を生産する技能を持ったオペレーターの確保が難しい状況であるため、このオペレーターの持つ技能を、技術で代替する必要があります。一方で、アパレル生産工程においては、CADとCAM(裁断機)間は共通したデータフォーマットが既に存在していますが、CADとミシンの間には共通したデータフォーマットが存在しないため、縫製工程ではアパレルCADデータを活用したデジタルミシンの導入は進んでいないのが現状です。

 本事業では、アパレル、ミシンメーカ、CADメーカ、縫製工場の関係者の協力のもとにCADからミシンへデータを取り込む「共通フォーマット」を新規に策定しました。また、熟練オペレーターの技能に依存している婦人服縫製工場における「イセ込み工程」を対象としてデジタルミシンによる縫製を行い、制御データを用いた縫製精度と縫製作業時間の検証を行いました。
 本成果発表会では、本活動で策定した「共通フォーマット」、縫製工程の自動化に向けたアパレルCADデータの活用に関する今後の展開について解説します。

開催概要

イベント名: 「縫製工程のCADデータ活用によるデジタル化推進に関する戦略策定」成果発表会
開催日時: 2024年6月18日(火) 15:00~16:40 (会場参加の場合:開場 14:40)
開催形式: 会場とオンラインのハイブリッド開催
主催: 一般財団法人 機械システム振興協会
定員: 会場 60名、オンライン 200名
参加費: 無料

参加お申し込み方法

[1] 会場参加をご希望の方
 会場参加をご希望の方は、こちらからお申し込みください。
 <会場参加登録サイトへのリンク>
 ※ご登録いただいたメールにQRコードが送信されますので、当日、携帯端末画面または印刷して受付にご提示いただきますようお願いいたします

【会場】日本自動車会館 くるまプラザ(最寄り駅:御成門、大門、浜松町)
1階 第1・第2会議室
〒105-0012 東京都港区芝大門1丁目1-30
(会場へのアクセス)https://www.aba-j.or.jp/jidoshakaikan/access/

[2] オンライン参加をご希望の方
 オンライン参加の事前登録をいただいた方には、Zoomのリンクを配信いたします(注)。参加をご希望の方は、こちらからお申し込みください。

 <オンライン参加登録サイトへのリンク>
(注)オンライン参加登録サイトにて必要事項をご記入いただきましたら、Zoom視聴URLをお送りいたします。(ご案内が届かない場合には、迷惑メールフォルダ等のご確認をお願いいたします。)
 
<お申し込み締め切り:2024年6月14日(金)17:00>

 なお、参加登録サイト、Zoom配信は、配信業務の委託先(有)ビジョンブリッジにより運営・管理されていますので、あらかじめご了承ください。

プログラム

開会(機械システム振興協会 専務理事 相澤 徹)

プログラム1 活動成果発表
【内容】アパレル、ミシンメーカ、CADメーカ、縫製工場の関係者の協力のもとに本活動において策定したCADからミシンへデータを取り込む「共通フォーマット」の狙いと実証実験での検証結果をわかりやすく説明します。
【構成】
[1] 事業概要と過去の経緯を含めた事業の狙い(日本縫製機械工業会 専務理事 湯原 孝志氏)
[2] 共通フォーマットと実証実験説明(実証実験WG主査 JUKI株式会社 顧問 中村 宏氏)
[3] Q&A

プログラム2 講演
【講師】白石 正裕氏(有限会社 ファッションしらいし 代表取締役、日本アパレルソーイング工業組合連合会 副会長)

【講演内容】日本の洋服産業について現状と課題を紹介いたします。

【講師プロフィール】
1984年 ファッションしらいしを東京都清瀬市にて創業
1986年 本社を杉並区に移転
2016年 秋田県大館市に大館工場((株)リーダーズ)併設(~現在)
<現在の役職>
(有)ファッションしらいし 代表取締役
(株)リーダース 代表取締役
ファッションブランド「nouv confini」 ディレクター
文化服装学園アパレル技術科 非常勤講師
文化学園大学 非常勤講師
日本モデリスト協会 副会長
日本アパレルソーイング工業組合連合会 副会長
東京婦人子供服縫製工業組合 理事長
服装健康保険組合 理事長
<事業内容>
一般的な縫製工場として開業する。
国内縫製工場の仕組みに疑問を呈し2000年より自社企画に着手する。
さらなる飛躍を目標に掲げ、2009年より縫製工場としてアメリカに進出する。
現在では自社企画35% 海外取引35% 国内アパレル30%の比率。
一般的な縫製工場とは大きく異なる業態である。

プログラム3 パネルディスカッション
【内容】国内縫製工場の課題解決に向けた取り組み事例を踏まえ、デジタルミシン活用の将来展望に関して、本事業で策定した共通フォーマット活用などによる今後の展開を議論します。

[パネラー]
近藤 繁樹氏(プロジェクトリーダー 日本アパレル工業技術研究会 会長)
中村 宏 氏(実証実験WG主査 JUKI株式会社 顧問)
白石 正裕 氏(有限会社ファッションしらいし 代表取締役、日本アパレルソーイング工業組合連合会 副会長)
湯原 孝志 氏(日本縫製機械工業会 専務理事)
[モデレータ]
相澤 徹(機械システム振興協会 専務理事)

閉会(機械システム振興協会 専務理事 相澤 徹)

関連リンク

縫製工程の自動化に向けたCADデータ活用に関する戦略策定 (令和5年度 イノベーション戦略策定事業の計画概要)

お問い合わせ先

(一財)機械システム振興協会 事務局
 当協会サイトのコンタクトフォームからお願いいたします。