「ものづくり現場におけるAI活用によるロボットの進化」【セミナー:2024/9/27(金) 15:00 オンライン開催】

イベント

 2024年9月27日(金) 15:00より、 オンライン形式にて、「機械システム・イノベーションセミナー」を開催いたします。

 テーマは、「ものづくり現場におけるAI活用によるロボットの進化」です。
 基調講演では、株式会社エイアイキューブ 代表取締役社長 久保田 由美恵 氏による「ロボット×AI ~ AI活用によるロボットの進化」についての講演を行います。
 トークセッションでは、connectome.design株式会社 代表取締役社長 佐藤 聡 氏、産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 インダストリアルCPS研究センター 研究センター長 谷川 民生 氏が加わり、「ものづくり現場におけるAI搭載ロボットの新しい未来 ~大量生産から変種変量生産へ~」をテーマに議論します。

 参加無料ですので、是非、ご参加ください。

開催概要

【開催趣旨】
 本セミナーでは、「ものづくり現場におけるAI活用によるロボットの進化」をテーマに、AIを活用したロボットの最新動向と未来像についての講演とディスカッションを行います。AIとロボット技術の進化が、ものづくり現場をどのように変革するのか、その可能性と課題について議論を深めます。
 基調講演では、製造業のものづくり現場において、ロボット技術とAIが結びつくことで、どのような新たな価値が生まれるのか、具体的な事例を通じて分かりやすく解説します。
 トークセッションでは、AI活用によるロボットの進化について、最新の研究動向とその可能性を探ります。AIがロボットをどのように進化させ、生産性向上や品質改善に貢献するのか、さらに、ものづくり現場におけるAI搭載ロボットの新しい未来について、AI搭載ロボットがどのように製造現場を変革し、新たな価値を創出するのか、その展望について議論します。

【開催概要】
イベント名: 機械システム・イノベーションセミナー
テーマ名: 「ものづくり現場におけるAI活用によるロボットの進化」
開催形式: オンライン開催(ライブ配信)
参加費: 無料
定員: オンライン200名
主催: 一般財団法人 機械システム振興協会

参加のお申し込み方法

本セミナーへのご参加を希望されれる方は、こちらからお申し込みください。
 オンライン参加登録

<お申し込み締め切り:2024年9月24日(火)17:00>

プログラム

1. 開会挨拶

2. 基調講演 「ロボット×AI」~AI活用によるロボットの進化~

【講師】株式会社 エイアイキューブ 代表取締役社長 久保田 由美恵(くぼた ゆみえ)氏

【プロフィール】
■ 1991年 九州工業大学 情報工学部知能情報工学科卒業
■ 1991年 株式会社安川電機製作所[現(株)安川電機] 入社 基礎研究所 FA技術研究グループ
■ 1997年 同 技術開発センタ ソフトウェア技術課
■ 2001年 同 ロボット事業部 制御技術部
■ 2016年 同 次世代制御プラットフォーム開発部
■ 2019年 株式会社エイアイキューブ 代表取締役社長就任
<現在までの業務>
1991年に九州工業大学を卒業後、安川電機に入社。
安川電機では、ロボットコントローラの開発、主にロボットを操作する機器のソフトウェア開発や、オープン化機能の開発に従事。2016年以降は、i3-Mechatronicsの中核となるYASKAWA Cockpitの開発、製品化を実施。
2019年より株式会社エイアイキューブ 代表取締役社長に就任。『モノづくりの現場でAIが当たり前に活用されている状態を作る』ことを目指し活動中。

【講演要旨】
 これまでオートメーション(自動化)は生産性を高めてコストダウンをはかるための手段だと言われてきました。現在はさらにサステナブルな社会の実現に向けたソリューションとして、自動化の役割は人手不足の解消策にとどまらず、あらゆる社会課題に対するブレイクスルーとして期待されています。
 当社は安川電機の子会社として、ものづくり現場における自動化領域拡大を目指しAI技術を活用しています。
 自動化領域拡大においてロボットは、今まで人手に頼っていた作業の自動化を可能にするソリューションの1つとなります。しかしそのためには、ロボットが“作業力”と“判断力”両方を持ち、それぞれの進化が必要となります。
 ロボットにAI技術を加えることによりロボットの判断力が強化され“きれいに並べる”や“美味しそうに盛り付ける”など、人のあいまいな判断を伴う作業の自動化が可能になると考えています。
 このような取り組みをふまえ、ロボットの過去~現在、そして当社が考える『ロボット×AI』による今後に向けた展望についてお話しします。

3. トークセッション 「ものづくり現場におけるAI搭載ロボットの新しい未来」~大量生産から変種変量生産へ~

(パネリスト)
株式会社 エイアイキューブ 代表取締役社長 久保田 由美恵 氏
connectome.design 株式会社 代表取締役社長 佐藤 聡 氏
産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 インダストリアルCPS研究センター 研究センター長 谷川 民生 氏
(モデレータ)
機械システム振興協会 専務理事 相澤徹

【登壇者紹介】

佐藤 聡(さとう あきら)氏

【プロフィール】connectome.design株式会社代表取締役。日本ディープラーニング協会元理事および同協会産業活用促進委員会委員長。大学工学部ロボット研究室にてニューラルネットワークに触れる。ソフトウエア開発会社創業メンバーとして20年多種多様なシステム開発に従事。その後人工知能開発ベンチャー創業に関わる。現在は人工知能関連技術活用のコンサルティング、ソリューション開発を手掛け、AIの社会実装に努める。

谷川 民生(たにかわ たみお)氏

【プロフィール】1993年工業技術院機械技術研究所に入所後、微小対象物を扱うマニピュレータの研究に従事。その後、サービスロボット分野における環境そのものをロボット化するユビキタスロボティクスの研究から、東日本大震災における被災地支援の活動の中で、社会システムデザインへと研究を展開し、現在のSociety5.0に係るIoT、AI、ロボットを統合的に扱うサイバーフィジカルシステム(CPS)の研究を進めている。現在、産業技術総合研究所 インダストリアルCPS研究センター 研究センター長

【トークセッションの要旨】
 トークセッションでは、これまで主に大量生産に活用されてきたロボット技術が、AIの力との組み合わせで変種変量生産にも対応できる新しいものづくりの未来について深堀りします。
 従来のロボットは大量生産の現場でその能力を発揮してきましたが、製品のバリエーションが増え、変種変量生産が求められる現在では、新たな課題が浮上しています。例えば、製品ごとに異なる生産プロセス、材料、部品などの搬送・取付け(マテリアルハンドリング)が必要となるため、その手間がロボットの十分な活用を妨げていることなどが挙げられます。
 そこで注目されるのがAIの利用です。AIは適応性と学習能力を持つため、それぞれの製品に合わせた最適な生産方法へ切り替えて生産を行っていくことが可能です。これにより、ロボットの活用の幅が大きく広がり、より効率的な生産が可能となります。さらに、ロボットのモーション生成、生産現場での人の動きなど周辺状況の識別など、AI活用の幅が更に拡がることが期待できます。
 未来のものづくり現場では、ロボットとAIを組み合わせることにより、状況に応じて最適な動作を判断し、自律的な制御を行えるようになることが期待されています。これにより、変種変量生産にも柔軟に対応し、生産性の向上だけでなく、新たな価値創造にも寄与することが期待できます。
 トークセッションでは、このような最新のトピックを深く掘り下げ、ものづくり現場におけるAI搭載ロボットの新しい未来について議論します。

4. 閉会挨拶

お問い合わせ先

(一財)機械システム振興協会 事務局
 当協会サイトのコンタクトフォーム(https://www.mssf.or.jp/contact/#inquiry)からお願いいたします。